ゆでガエル
2024年は元旦より能登半島の大地震、日航機と海保機の接触炎上事故など、心が痛む大災害や事故からスタートしました。
一方では、コロナからの完全復活をとげる日本企業も増加するという明るい面もあります。そういった意味では、公的支援に頼らざる得なかった3年間を経て、自助努力により経営をしていく年、ある意味真価を問われる1年になることだと思います。このような切り替えの1年に最も気をつけなければいけない点は、【ゆでガエル】にならない!ということです。
周知のこととは思いますが改めて【ゆでガエル現象】とは?を調べてみました。
「ゆでガエル現象」変化がゆっくり進行する中で、人々がその変化に気づかずに適応してしまう様子を指します。この表現は、カエルを沸騰したお湯に入れ、温度をゆっくり上げていくと、カエルがその変化に気づかずに最終的には沸騰して死んでしまうという物語に由来しています。
具体的には、売上げが徐々に低下しているのに、外部環境のせいにして、いつかは回復するはずだと従来通りのやり方に固執しているうちに会社が傾いたり、長年売ってきた商品だから必ずニーズがあるはずだと製造を続けているうちに在庫の山を築いたり、いままでもなんとかなったから、気付づいていながら、そのうちに何とかなると楽観しているうちに重大な事態に陥るのです。
本年は急激なシフトチェンジの1年だと思います。いままではローギアで運転せざる得なかった状況を、トップギアにもっていける企業は成長をしていきますし、シフトチェンジができない企業は、ゆでガエルのまま厳しい状況に陥る可能性もあります。そういった意味では、今後の未来を占う大きな分岐点となる1年になると思いますので、皆さま気を引き締めてゆでガエルになるないようにお気を付けください!